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■世界的に高まる羽毛代替ニーズに対応■ 松山で高機能中綿素材の製造設備を新設
帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:鎌田 進)は、世界的に高まる羽毛代替ニーズに対応するため、松山事業所(所在地:愛媛県松山市)において、中空糸に8本の突起を放射線状に配列した独自の中空8フィン断面の高機能ポリエステル中綿素材「オクタエア」の製造設備を新設することとしました。当社は、同設備での生産を2027年3月から開始する予定です。
1.背景・経緯
(1)近年、衣料・寝装用途を中心に、羽毛の供給量不足や、生産コスト上昇などにより、羽毛に代わる高機能中綿素材のニーズが拡大しています。このような市場環境の変化を受け、当社では独自の中空8フィン断面の高機能中綿素材「オクタエア」を開発し、2024年からテスト販売を開始しました。
(2)「オクタエア」は、中空構造の8フィン断面形状から生じる空隙により、同じ重量の羽毛と同等の保温性や、嵩高・軽量性を有しています。さらに、しなやかでソフトな風合いと形態安定性を持ち合わせるとともに、従来のポリエステル製中綿よりも布団や衣類へ充填する吹込み工程がスムーズに実施可能なことなどから、販売の拡大が見込まれています。
(3)この需要増に対応するため、高機能繊維の開発・製造拠点である松山事業所内に、「オクタエア」の量産設備の新設を決定しました。これにより、「オクタエア」を安定的に供給する体制を整え、今後、世界的に逼迫する羽毛代替素材の需要増に対応していきます。

「オクタエア」の断面
2.新設備について

3.今後の展開
(1)この新設備では、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維やリサイクルポリエステル繊維を使用した「オクタエア」も生産可能です。
(2)新設備での生産量は、数百トン/年で開始し、2030年ごろに約1,000トン/年を予定しています。

松山事業所の外観
【 報道関係のお問合せ先 】
帝人フロンティア株式会社 広報部 TEL:(06)6233-2180

