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京都府立医科大学附属病院と帝人フロンティアが共同で 医療材料の記録業務効率化とコスト可視化を実現するシステムを構築
京都府立医科大学附属病院
帝人フロンティア株式会社
京都府立医科大学附属病院(所在地:京都市上京区、病院長:佐和 貞治)と帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:鎌田 進)は共同で、手術時に使用した医療材料の記録業務の効率化と、使用実績に基づくコストの迅速な可視化を目的としたシステムを構築し、2026年3月から本格運用を開始しました。
本システムは、京都府立医科大学附属病院と、帝人フロンティアが、RFID(*1)を用いた通過検知システム「レコファインダー」(*2)に手術ごとのコストを迅速に可視化する機能を拡張し、この活用により実現したものです。
(*1)Radio Frequency Identification の略。電波や電磁波を用いて、非接触でICタグの情報を読み書きする自動認識技術。
(*2)電波の照射範囲を高精度に制御する技術を活かした帝人フロンティアの通過検知システム。管理対象物にICタグを貼付し、専用機器を通過した対象物のみを正確に検知します。
1.システム構築の背景
(1)近年、医療機関では医療材料費や人件費などのコスト増加に加え、診療の高度化や業務の複雑化が進み、医療の質を確保しながら、業務負担軽減とコスト削減を図ることが重要な課題となっています。
(2)京都府立医科大学附属病院においても、手術部門を中心に、多品種にわたる医療材料の管理や使用実績の記録は手作業で行っており、現場の負担が大きいことに加え、コスト把握に時間がかかるという課題がありました。
(3)こうした課題の解決に向け、京都府立医科大学附属病院は、帝人フロンティアと共同で、RFID技術を用いた通過検知システム「レコファインダー」を活用し、医療材料の使用記録を自動化するとともに、手術ごとのコストを迅速に可視化できるシステムを構築し、本格運用を開始しました。
2.今般構築したシステムについて
手術用の医薬品やカテーテルなどの保険償還品、コスト管理が求められる医療材料の包装材や外箱へICタグを貼付し、使用後に「レコファインダー」へ投入します。「レコファインダー」がそのICタグ情報を読み取り、病院内の各種システムと連携、統合することで、以下の効果を発揮します。
(1)医療材料の使用状況の可視化
医療材料の使用状況を個品単位で正確かつ迅速に把握、可視化が可能です。手術ごとの使用量のばらつきや必要以上の材料使用の早期把握により、適切な使用への見直しが可能です。また、術式別に使用材料がどのように違うか継続的にモニタリングすることができ、医療材料費の適正化に貢献します。
(2)記録業務の効率化
RFID技術を活用した高精度な自動読み取りにより、シール貼り換えや転記などの手作業による記録業務を削減し、現場スタッフの負担を軽減できます。また、手術室内で即座に処理が完結するため、記録業務の精度向上・時間短縮や、シール紛失などの心理的負担の軽減も実現できます。
(3)トレーサビリティーと安全性向上
医療材料の使用実績は、個別に手術と紐づけて管理できるため、ロット情報を含めたトレーサビリティーが容易になり、医療安全管理の高度化を実現します。

3.今後について
両者は運用状況の検証と改善を継続し、医療材料コストの可視化と業務負担の軽減を推進します。併せて、教育・研究活動を含むデータ活用の検討も進めていきます。
【 報道関係のお問合せ先 】
京都府立医科大学附属病院 事務局 病院管理課 医療安全・病院管理係
TEL:075-251-5237 / E-mail: kanri@koto.kpu-m.ac.jp
帝人フロンティア株式会社 広報部 TEL:(06)6233-2180

